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【タイ労務】労働者福祉基金への拠出開始時期を
2027年1月1日へ延期する方針を閣議承認

2026.10.19
法務

2026年10月14日、タイ政府は、労働者福祉基金(Employee Welfare Fund:EWF)への拠出開始時期を、当初予定されていた2026年10月1日から2027年1月1日へ3か月延期する方針を閣議承認しました。

今回の延期は、2026年9月に発生した洪水被害やタイ国内の経済状況を踏まえ、企業および従業員の財務負担を軽減することを目的としています。

1.拠出開始時期の変更

今回の変更は、労働者福祉基金への拠出開始時期を3か月延期するものであり、拠出率、対象企業、対象従業員などの制度内容に変更はありません。

拠出開始時期の延期に伴い、各拠出率の適用期間は以下のとおり変更される予定です。

期間従業員負担会社負担
2027年1月1日~2031年12月31日賃金の0.25%賃金の0.25%
2032年1月1日以降賃金の0.50%賃金の0.50%

2.対象企業および実務対応

対象企業や対象従業員の範囲、Provident Fund(退職金積立基金)加入者の取扱い、登録手続などについては、従来の制度から変更はありません。

したがって、対象企業においては、今回の延期後の拠出開始時期に向けて、引き続き必要な準備を進めることが推奨されます。

なお、今回の延期は閣議承認の段階であり、正式な施行には関連法令の官報公布が必要となります。

労働者福祉基金の制度内容、対象企業、対象従業員、登録手続などの詳細については、以下の弊社関連記事をご参照ください。

【タイ労務】労働者福祉基金への拠出が2026年10月より開始

※上記関連記事は2026年9月時点の法令に基づく内容です。拠出開始日および拠出率の適用期間については、今回の延期案にご留意ください。

―免責事項―

本記事の内容は、掲載時点の法令等に基づいて作成しております。

本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の会計・税務・法務その他の専門的助言を提供するものではありません。会計・税務・法務に関する具体的な取扱いについては、個別の状況に応じてご相談ください。

また、法令の改正や制度変更等により、本記事の内容が将来において必ずしも適用されない場合がありますので、あらかじめご了承ください。

なお、本記事の内容の無断転載・無断使用はご遠慮ください。