インドネシアにおける外国人警察報告義務(STM/TTKOA)の変更について
インドネシアにおける外国人の就労ビザ・滞在許可手続きにおいて、警察署への滞在報告義務があります。
この報告について、従来はSTM(Surat Tanda Melapor)という書類でしたが、2025年よりTTKOAというオンラインシステム上での報告に変更となりました。
STM(Surat Tanda Melapor)とは
インドネシアで滞在・就労する外国人(TKA/Tenaga Kerja Asing)は、居住地を管轄する警察署で滞在報告を行う必要があります。滞在報告を行うと、その証明書としてSTMが発行されます。
なお、TKAが取得すべきものでSKTT(Surat Keterangan Tempat Tinggal)もありますが、SKTTは居住地の県役所・市役所にある住民局が管轄しており、警察が発行するSTMとは管轄機関が異なります。
両者を混同しないよう注意が必要です。
TTKOA(Tanda Terima Keberadaan Orang Asing)とは
2025年3月以降、外国人管理に関する警察手続はオンライン化へ移行する方針となりました。
この方針変更により、従来のSTMは新規発行されなくなっています。ただし、オンラインシステムは現在準備中で、完全稼働には至っていません。
このため、現時点ではSTMの代替書類として、警察によりTTKOA(外国人の滞在報告を受理したことを示す「受付証」)が発行されています。
TTKOAを取得しなかった場合の明確な罰則は存在しないものの、ビザの保証人/スポンサーである企業は、関連政府機関に対し、自社のTKAの存在を報告する義務を負います。
TTKOAの手続き方法(2025年12月現在)
以下の書類を、居住地を管轄する警察署に提出する必要があります。
TTKOAの手続き方法(2025年12月現在) 以下の書類を、居住地を管轄する警察署に提出する必要があります。
- 会社(スポンサー)からの申請書
- パスポート(コピー)
- ITAS(コピー)
- RPTKA(Rencana Penggunaan Tenaga Kerja Asing、外国人雇用計画)承認書コピー
- 現地責任者のKTP(Kartu Tanda Penduduk、インドネシア身分証)コピー
申請書類提出後、TTKOAの取得までの目安期間は3~5営業日とされています。
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